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闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【10】

愛らしい「女親分」大阪遠征で挫折

八戸に進駐軍が駐屯、米兵の町に変わった。「戦争は終わった」と心を切り換えて、光子と弟磐男は、基地内のメイドとハウスボーイで働きに行く。闇市で古着屋を開いて荒稼ぎし、光子はいっぱしの「女親分」。新円切り換えと巣鴨の別宅を売った元手を懐に、古着調達を兼ねて大阪に乗り込み、文化住宅を建てて不動産でひと儲けを企むが……。  =敬称略、一部有料。

闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【9】

巣鴨の家に焼夷弾の雨、火除けに奮闘

東京・巣鴨の500坪の別宅で森貝一家の半分が暮らし始めたが、すでに海外は戦火で阿鼻叫喚だった。花嫁修業から鹿島守之助の秘書になった光子も、たちまち戦時色に覆われ、空襲で雨あられと焼夷弾が降ってきた。再び三戸に疎開したが、B29やグラマンの編隊が青森の空を縦横に飛んでいた。 =敬称略、一部有料

満目青山

星降る教会(群馬県嬬恋村)

軽井沢は白樺と教会がよく似合う。風がなかったある冬の日、三脚を立てた。神のご加護があったのだろうか。素敵な一枚となった。